第一会員イチキ游子の古墳に混乱コラム

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十六回

「在宅妄想古墳巡考」

「自粛、してマスカ?」

・・・いまなんとなく原田知世風味の微笑み浮かべてマス、古墳にコーフン協会ノンポリ第一会員・イチキ游子でございます。

空はこんなに青いのに風はこんなに暖かいのにどこにもいけないステイホーム、全国のコフラーのみなさま、お元気にお過ごしでしょうか?
あたくしといえば2時間サスペンスを見ながら落書き三昧のメタリックゴールデンウィーク。

楽しみにしていたあの予定もこの予定も、今は辛抱の時とな・・・。

そう!そういえばあたくしことノンポリにも4月の初旬に楽しみな予定がございました。その名も、

「まりこふん会長とふたりで古墳巡り(アドヴェンチャー)!」

・・・久々のまりこふん会長とのサシ古墳巡り。思えばかなり前から約束しておりました。事前に会長から「当日は早朝集合」と言い渡されておりました。どこに行くかは全く聞かされておりませんでした。
あの日決行されていればどんな珍道中が待っていたのか想像するといまだに恐ろし、否、胸が高鳴ります。

(嗚呼、会長と古墳巡り行きたかったなあ・・)

自宅の窓から初夏の古墳日和な晴れ空を眺めながら、青空の下に明るく輝くどこかの前方後円墳とまりこふん会長の含み笑いに思いを馳せ・・・

言っておきますが、あたくし古墳の歴史や知識には一切なんの興味もないんだが、古墳巡りというものは大好きでなのであります。
ノンポリにとっての古墳巡りとは「古墳にコーフンする人たち」という興味深き人種と美味しい空気とをまとめて楽しめる最古〜のピクニックなのであります!

そこで、もしも今回のツアーが決行されていたらどんなことになっていたのかちょっぴり妄想してみましたヨ!

『古墳で妄想コラム〜都内編〜』

そこそこ晴れた平日の午前8:30、まりこふん会長とノンポリ、小田急線あたりの某駅前で集合。

「行く前にちょっと打ち合わせしましょうか」

というどちらからともない提案で駅近のサ店へしけこむ。

会長はカフェオレ、あたくしはブラックコーヒーで会長による本日のプランを拝聴。

「で、ここに◯◯古墳群てのがあるらしいんでそこ行って、そこからちょっと遠いかもですけど△△古墳へ・・・」

携帯のマップ片手に発される会長の「ちょっと遠いかもですけど」とは、田舎の人が言う「すぐそこだよ」と同義である。
今日一日の果てしないウォークラリーを覚悟し、腹をくくって静かにうなずくあたくし。
一通りの確認が終わったところで

「ところで先週のあのシーンですが・・・」

と、今度はどちらからともなく唐突に推しのアニメの話になり、古墳忘れて打ち上げかというほど盛り上がる定例議会。

これは明らかなロスタイムだが、15分の延長バトルトークをやりきった古墳全然関係ない心地よい疲労感とともにサ店をあとにするのである。

さあ出発!

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十六回

これから古墳に会いに行くとは思えないフツーに閑静な住宅街を歩きながら超雑談の会長とあたくし。

昔から会長はあたくしに対して古墳愛や古代の知識など1ミクロンも求めていないので、到着前に古墳の話をすることはほとんどない。
だからこの道中もハタから見れば女性2人が他愛もないおしゃべりをしながら朝のお散歩しているようにしか見えないだろう。少し気になることがあるとすれば2人ともリュックを背負っていることとなぜか全く同じ髪型であることくらいのはずだ。

歩くこと20分。周りの景色は住宅街から広い道路に変わってきてはいるが、古墳の気配など全く感じない。
しかし突然、会長が黙る。
緊張するあたくし。
会長が神妙に口を開き、低い声でつぶやいた。

「多分、この辺です・・・」

再び携帯のマップを確認する会長。こういう時は黙ってただ静かに待つしかないのをあたくしは知っている。役に立たないのだ。方向音痴だし、そもそもどこ行くかわかってねえし。
と、神妙な面持ちで会長の指示を待ちながら、せめて少しでも先を予測しようと携帯を取り出し、今日の星占いを確認するノンポリ。
携帯から目を上げて会長が言った。

「行ってみましょう」

無言でうなずき後に続く。
古墳巡りによくある、地元の人は目にも止めないような細い石の階段を息切れしながら登ると、そこには広い空き地が広がっていた。

(こんなところに空き地が・・・?)

見渡す限り草が伸び放題で歩くのもややてこずる荒れ具合である。
ただの野っ原ではないか、これのどこに古墳などあるというのか!
するとまりこふん会長がスッと遠くを指をさした。

「あれです」

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十六回

どれです?!と驚いて視線の先に目を凝らすと、確かに、何というか、こんもりと、鬱蒼と、その、古墳の気配、がする・・・。
草をかき分け近づいてみると、朽ちかけた木の板にはなんと「3号墳」の文字が・・・!

すごい!よくぞこんな分かりづらいものを古墳と見極めた!さすが古墳センサー内蔵まりこふん!
ちなみにあたくしに内蔵されてる古墳センサーは、誰かに「あれだよ」と教えてもらってから作動する仕組みになっています。

その後、残りの1号墳・2号墳も確認し、写真に収め、第一の目的墳「◯◯古墳群」を制覇した会長とあたくし、次なる「△△古墳」を目指して再び歩き出したのである!

(続く)

第一会員イチキ游子の「古墳に混乱コラム」:第四十六回

★次回予告!!★
「△△古墳を探して歩くまりこふん会長と第一会員ノンポリ!しかし、会長がマップ上で経路を見失う事件が発生!まったく役に立たないノンポリ!更に2人の前に立ちふさがる謎の歴史博物館!すっげー寄ってみたい!でも残された時間はわずか!どうするチーム方向音痴!来月もお楽しみに!!」

異常、いや、以上、妄想コラムでした・・・手間ひまかけて何を書いてるのか自分でもわからなくなってきましたがな。
そんなわけで、いま、妄想古墳巡りが熱い!これホント!!

どうか来月はこの続きを書かずに済みますように。皆様の平穏無事と1日も早く多くの古墳愛好家がスキップで古墳巡りができる平和な日々が戻ることを心よりお祈りしつつ、どうかご自愛くださいませ!!