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古墳 昭和の風景と共に/群馬

県内の歴史文化遺産を紹介する「東国文化展」(県主催)が20日、県庁1階県民ホールで始まった。目玉は昭和40年代から群馬の古墳を撮り続けている高崎市小八木町の小峯茂久さん(72)の写真22点。県は「失われつつある昭和の風景と古墳の姿を伝える貴重な記録」としている。

県文化振興課によると、かつて県内には1万基以上の古墳があり、「東日本最多」とされる。小峯さんがその価値を知ったのは、古代史研究者の松島栄治さんの講義を聴いた1968(昭和43)年。松島さんが74年から朝日新聞群馬版で54回連載した「群馬の古墳を訪ねて」の写真を担当し、古墳を撮り続けて記録することが「一生のテーマ」になった。

今回は「昭和に見た群馬の古墳」と題し、連載の写真などを出品。石室に感動した藤岡市の伊勢塚古墳、小型飛行機から写した東日本最大の太田天神山古墳、地元に近い高崎市の保渡田古墳群――。それぞれに思い出が詰まっている。

「群馬の文化を写真で感じてもらえたら」と小峯さん。同課も「これほど貴重な写真は県にもない」と展示作品と八つの古墳を解説した冊子を作り、来場者に配っている。

東国文化展は24日まで。高崎市の上野三碑のレプリカや、ほぼ同じ大きさとわかる太田天神山古墳、クフ王のピラミッドのジオラマ(400分の1)や県作成の紹介パネルも展示している。ジオラマやパネルは今後、小中学校に教材として貸す。

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