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「古墳の森」荒らされる 大枝山古墳群、2基被害 西京署が捜査/京都

京都市西京区の桂坂地域の大枝山古墳群がある古墳公園「古墳の森」で昨年12月、公園の門と古墳の出入り口計4カ所の鍵が切断されていたことが29日までに分かった。古墳内部の石室では何かを燃やした形跡も見られ、管理する地元住民は「古墳を後世に残そうとする活動がないがしろにされた」と残念がっている。

■鍵破壊、玄室などに燃やした跡も

市文化財保護課は住民らの報告を受け、1月6日に被害届を西京署に提出。同署は器物損壊事件として捜査を始めた。

住民でつくる「桂坂古墳の森保存会」によると、昨年12月29日から31日にかけて公園の出入り口2カ所の鍵がノコギリ状のもので壊され、二つの古墳で出入り口の南京錠が取り換えられているのを確かめた。

一方の古墳の外側にはろうそくの燃え残りが放置され、台車を引きずったような跡もあった。25日の見回りでは異常なかったという。

今月28日、保存会が被害に遭った円墳2基(直径約20メートルと同18・5メートル)の内部をあらためて調べたところ、いずれも石室で無造作に散らばっているはずの石が円形に集められ、その内側に灰や消し炭があることを確認。さらに、焦げた缶詰のフタ、食パンの袋を束ねるプラスチックの留め具も見つかった。加藤貞雄会長(78)は「誰がなんの目的でこんな行動にいたったか、理解に苦しむ」といぶかしむ。

大枝山古墳群は7世紀初めまでの築造とされ、23基ある古墳のうち、被害に遭った2基を含む14基が市史跡に指定される。2011年6月に結成された同保存会が市の委託で管理していて、毎年4月と11月に特別公開を実施。この2基を含む3基のみ内部に入れる。

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http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140129000065