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「八角形分かるように」牽牛子塚古墳の整備構想/奈良

飛鳥時代を代表する女帝・斉明(さいめい)天皇(594~661年)の墓と有力視される明日香村の牽牛子塚(けんごしづか)古墳(国史跡、7世紀後半)の整備の在り方を考える村の検討委員会が24日、第3回会合を村内で開いた。この古墳は、一連の発掘調査で、7世紀の天皇墓に特徴的な八角形墳だったことが判明。全国でも八角形墳の整備例は異例とされ、目に見える形で八角形と分かるように表現するなどの基本構想案をまとめた。

4月以降、具体的な計画を立てる方針だ。基本構想案は、凝灰岩の切り石で覆われた八角形墳の中に、巨岩をくりぬいた2人用の石室が埋め込まれ、さらに石室を柱状の切り石が取り囲むなど特異な構造だった点を重視。墳丘の盛り土の保護や地下遺構の保存などに努めたうえで、八角形墳を体感できるように表現▽巨大な石室も見学可能とする▽すぐ近くで見つかった越塚御門(こしつかごもん)古墳の石室も見学可能とする、などの考えをまとめた。

委員長の木下正史・東京学芸大名誉教授(考古学)は「墳丘の立体的な復元は可能なのか、八角形をどう見せるのか、など検討課題は多いが、積極的に八角形を見せる方向で考えていきたい」と述べた。

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