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古墳時代の集落跡を確認 城北小「鷺ノ森遺跡」/和歌山

和歌山市教委などは、城北小学校内で進めてきた鷺ノ森遺跡の発掘調査で、古墳時代(4~6世紀)の集落の一部や、江戸時代(17~19世紀後半)の城下町跡が見つかったと発表した。3月1日に現地説明会を開く。

調査は、小中一貫校建設計画に伴い、平成24年度から約1500平方㍍で実施。

地表下2・5メートルの古墳時代の地層からは、土器や陶磁器などが出土し、竪穴建物や掘立柱建物、土坑や溝などを検出。同所は紀の川河口部にあるため「倉庫群を形成するような集落で、港に関係する施設の一部とも考えられる」としている。

また、地表下1メートルの江戸時代の地層からは、道路跡や建物跡を検出した他、遺物では「紀州忍冬酒」と彫り込まれたとっくりの破片が出土。江戸時代後期の書物『紀伊国名所図会』にも、鷺森周辺で忍冬酒が造られていたという記述があり、献上品にされるようなものであったと分かる。20基以上の井戸やかまど跡が見つかっていることから、周辺が酒造りに関係する場所だったのではないかと見ている。

説明会は、午後1時半から鷺ノ森南ノ丁1の城北小学校内で。 「一つの場所でいくつかの時代が重なる複合遺跡は、貴重な資料。古墳時代以降の厚さ2メートルという堆積の大きさを体感し、それぞれの時代の生活の営みを知ってもらえれば」と呼び掛けている。問い合わせは市教委文化遺産課(TEL 073・435・1194)。

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