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平安の棚田造成で墳丘削られる 朝来・長塚古墳/兵庫

5世紀末の古墳時代後期に築造されたとみられる朝来市和田山町岡田の長塚古墳について、古墳内で棚田が造成された平安時代末期、噴裾など古墳の一部が失われたことが同市教委の発掘調査で分かった。

長塚古墳は、但馬を治めた王族の墓が朝来市で唯一、集中して造られた岡田古墳群の一つ。全長約70メートルの前方後円墳で、他の4基の古墳と同じく横穴式石室があるとみられる。今回の調査は、前方部南西角の位置を確認し、墳丘規模を推定するため、前方部南西角の60平方メートルを対象に行った。

調査の結果、棚田を造成するために石積みの擁壁を築いた際、墳丘が大きく削り取られたことが分かった。古墳の裾部分は完全に失われていたことも判明。古墳に立てられたとみられる円筒型埴輪(はにわ)や、平安から鎌倉期の須恵器杯類など11点が出土した。

朝来市教委は今後の調査で、前方部の噴裾のラインを確認するなどして墳丘規模や形態を把握したいとしている。

現地説明会は2日午後1時半から行われる。小雨決行。長靴持参。問い合わせは同市埋蔵文化財センター((電)079・670・7330)。

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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140302/hyg14030202230001-n1.htm