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藤森栄一賞に矢島さん「森将軍塚古墳」保全に力/長野

県考古学会(会田進会長)は2日、下諏訪町の下諏訪総合文化センターで会見し、考古学研究の発展に貢献した個人や団体を表彰する「第39回藤森栄一賞」に、千曲市教育委員会文化財センター所長の矢島宏雄さん(59)=千曲市=を選んだと発表した。千曲市にある県内で最古の前方後円墳とされる「森将軍塚古墳」の保全や復元整備に取り組んできたことが評価された。

藤森栄一賞は諏訪市出身の考古学者、藤森栄一(1911~73年)の功績にちなんで設けた賞。同日、会見前に選考委員会(笹沢浩委員長、6人)が、全国から推薦された13個人、1団体の中から選び、決定した。

矢島さんは国学院大学文学部を卒業後、県中央道遺跡調査団を経て、更埴市(現・千曲市)教育委員会に入った。森将軍塚古墳と周辺の整備事業を推進。古墳管理を支援する市民団体「森将軍塚古墳友の会」を発足し、「森将軍塚まつり」など、古墳を活用した企画を実施してきた。

選考委は、矢島さんが市民とともに文化財の保全、活用に取り組んできた姿勢を、「概念にとらわれない斬新な研究や活動の実践者だった藤森栄一を記念する本賞にふさわしい」と評価した。

矢島さんは取材に「(受賞を)考えてもなかったので、ありがたい。たくさんの人の支援があったからできたことだと思う」と喜んだ。

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