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世界遺産登録へ規制方針…百舌鳥・古市古墳群(大阪)

【建物の高さ、外観の色 各自治体、条例化進める】

大阪府内初の世界文化遺産への登録を目指す「百舌鳥もず・古市古墳群」(堺市、羽曳野市、藤井寺市)の景観を保持しようと、周辺地域にある建物の高さや外観の色に、規制を設ける方針が14日、決まった。

府と3市による推進本部会議がとりまとめたもので、今後、自治体ごとに条例化を進める。

古墳群は4世紀後半~6世紀前半の築造。国内最大の前方後円墳「仁徳陵古墳」で知られる百舌鳥古墳群(堺市)と、国内2位の規模の「応神陵古墳」がある古市古墳群(藤井寺、羽曳野両市)からなり、世界遺産登録を目指している。

世界遺産の周辺は、緩衝地帯を設け、景観や環境を維持していくことが必要とされている。同古墳群は「緩衝地帯の検討が不十分」などとして、昨年、国内推薦を見送られていた。

この日の会議で示された素案では、百舌鳥、古市両地域で計約1000ヘクタールの緩衝地帯を設定。地帯の範囲内では、建物の高さを31メートル以下(商業地域は45メートル以下)に制限。外観も、鮮やかな色合いを禁止する。

さらに遺跡からおおむね100メートル以内の地域では、建物の高さを15メートル以下とし、看板などの屋外広告物は原則禁止とするなど、さらに規制が厳しくなる。

住民らの反発も予想されることから、今後、府と3市で、素案を元に地元説明会や審議会などを開き、規制の詳細を検討していく。

同古墳群は2015年度の国内推薦、17年度の世界遺産登録を目指しており、担当者は「住民に丁寧な説明を重ね、理解を求めていきたい」としている。

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http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20140415-OYT8T50005.html