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<文化審答申>稲荷塚古墳など3基、史跡へ マチカネワニで盛り上げ 「待ちかね」た、豊中は喜びの声/大阪

国の文化審議会は20日、羽曳野市と藤井寺市にまたがる古市古墳群の稲荷塚古墳、東山古墳、割塚古墳の3基を新たに史跡に追加するよう文化庁に答申した。府は、堺市の百舌鳥古墳群と合わせた「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産への登録を目指しており、担当者は「弾みになる」と歓迎している。また、大阪大豊中キャンパスの建設時に出土した「マチカネワニ化石」が国の登録記念物になることも決まった。

新たに指定される古墳3基は藤井寺市にあり、4世紀後半~6世紀前半に造られた。地権者の同意が得られるなど史跡指定の条件が整ったため、国に指定を求めていた。

国の史跡に指定されれば、現状を改変する場合に制約がかけられる。世界遺産登録の審査では、現状のまま保存するための管理方法も判断材料になるため、史跡指定はプラスになるという。

府は世界遺産登録の対象とする両古墳群の計61もとについて、指定に向けた取組みを進めてきた。今回3基が指定されたことで、管理体制がしっかりしている宮内庁管理の古墳を除けば、未指定の古墳は3基となった。府教委文化財保護課は「残る3もとについても、条件が整い次第、指定を求めていきたい」としている。

府内ではこのほか、1953年に岸和田城内に造成された「岸和田城庭園」(岸和田市)が国指定名勝に、近世以降の豪農屋敷の姿を今に伝える「南氏庭園」(阪南市)も国の登録記念物に決まった。

◇マチカネワニで盛り上げ 待ちかねた、豊中は喜びの声 ゆるキャラ、菓子、体操…

豊中市内では、マチカネワニの登録記念物への答申を待ちかねた人から喜びの声が上がった。マチカネワニをモチーフにしたゆるキャラ「マチカネくん」を市のマスコットにしている豊中市の職員は「豊中を盛り上げたい」と話した。

マチカネくんは1986年の市制施行50周年を記念して、市のキャラクターになった。市制施行75周年の2011年、市役所に市をPRする都市活力創造室ができ、市内の団体から着ぐるみの寄贈も受けた。ゆるキャラブームもあり、再び市のPRにマチカネくんを使い始めた。

昨年4月、職員らが市をPRする歌に体操をつけた「マチカネくん体操」を制作。市民らと体操する動画もウェブサイトで公開した。着ぐるみの貸し出しは好評で、昨年度は161回貸し出した。しかし全国のご当地キャラクター日本一を決める昨年度の「ゆるキャラグランプリ」では1580体中403位と認知度はまだまだ。都市活力創造室の長坂吉忠室長は「マチカネくんを今後もアピールしたい」と意気込む。

一方、豊中市の和菓子店「津の国屋」は、04年から「マチカネワニサブレ」の販売を始めた。どら焼きやラスクなど計4種類のマチカネワニ関連商品をそろえる。山田浩司さん(45)は「お菓子も豊中のお土産として定着させたい」と期待していた。

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