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香取海にスポット 独自の文化・経済圏形成 資料230点を展示 千葉・大利根分館/千葉

香取市佐原ハの県立中央博物館大利根分館で、かつて北総地域にあった内海とされる「香取海(かとりのうみ)」にスポットを当てた企画展「香取海がもたらしたもの」が開かれている。城山古墳(同市)から出土した副葬品など約230点を紹介。会期は29日まで。

同展によると、香取海は江戸時代に改修されるまで、ひと続きだったとされる茨城・霞ケ浦と印旛沼、手賀沼で形成された内海。奈良時代に編集された史料などにも、下総国(千葉県)と常陸国(茨城県)の間にこの内海が存在していたことが示されているという。

今回の企画展では、城山1号墳から出土した「三角縁三神五獣鏡」や環頭大刀(たち)の装飾品など当時を知る貴重な資料を数多く展示している。また、北総地域を中心に古墳に埋葬された特徴的な遺物「石枕」、布野台古墳(香取市)から出土した甲冑(かっちゅう)や馬具なども紹介している。

同館の担当者は「かつてこの地域は香取海を背景に、独自の文化圏や経済圏を形成していた。また北関東や中央政権とのつながりなど、この地域に一大拠点があったことなどを見てもらいたい」と話している。

この他、東国への古代仏教の伝播(でんぱ)を示す資料で、今年3月に県の有形文化財(考古資料)に指定された「関峯崎横穴群金銅製三尊押出仏」(市所有)も紹介している。

開館時間は午前9時~午後4時半。入館料は一般300円、高校・大学生150円。65歳以上と中学生以下などは無料。問い合わせは同館、電話0478(56)0101。

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