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考古学甲子園お宝集合 九博に13校の国重文含む53件 15日から部員の活動報告も

2005年秋に開館した九博は、明治期に開館した東京、京都、奈良の国立博物館に比べて所蔵品が少なく、他団体から文化財を借りて展覧会を開くことが多い。優れた考古資料を探すなかで、各地の高校に眠る文化財に着目。2年前から全国の状況を調査し、今回の展覧会を企画した。
旧石器時代から古墳・飛鳥時代にかけての考古資料を展示。九州からは筑紫丘高(福岡県)、糸島高(同)、国見高(長崎県)、鹿本高(熊本県)、中津南高(大分県)の5校が出品する。目玉の一つは、磐城高(福島県)の埴輪男子胡坐(こざ)像。顔や体に赤い彩色が残り、国の重文に指定されている。栃木高(栃木県)からは全国でも珍しい、全形が残る古墳時代の舟形木棺が出品される。
考古資料は郷土史の教材になる。九博によると、戦前から、高校には自分たちが収集したり、地域から預けられたりした遺物がある。展覧会に並ぶ品々も、こうした経緯で各校に収蔵されたという。
戦後、各校に考古学クラブがつくられ、地域の発掘調査の一翼を担う時代もあったが、現在は少なくなった。今回の展覧会では期間中、「高校生たちが刺激し合う場を」と、考古学クラブの部員たちが壇上発表やポスター展示で活動報告するイベントも予定する。
九博企画課の市元塁・主任研究員(36)は「考古学にひたむきな生徒や先生たちが触れた文化財に目を向けてほしい。考古資料は全国の高校にたくさん埋もれており、継続的な展覧会にしたい」と話す。
同展は9月23日まで。観覧料は一般430円、大学生130円、高校生以下無料。問い合わせはNTTハローダイヤル=050(5542)8600。

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