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古墳は6世紀後半の築造 芦屋の八十塚古墳群 採石場跡も確認/兵庫

芦屋市教委は9日、芦屋市岩園町の「八十塚(やそづか)古墳群」で、存在が確認されていた古墳2基が古墳時代後期(6世紀後半)に造られたものであることが判明したと発表した。また、徳川幕府による大坂城再築の際に石垣の石を切り出した採石場の跡も見つかったと発表。古墳を避けて石を移動した跡も確認しており、「古墳群の成り立ちや、江戸時代にどのような採石活動が行われていたかを検討する手がかりになる」としている。

芦屋市から西宮市にかけて広がる八十塚古墳群は、6世紀半ば~7世紀中ごろに造営され、約100基の古墳があったとみられている。宅地開発に伴い、5月から今月末の予定で市教委が民有地約400平方メートルを発掘調査していた。

現地には、2基の古墳が存在することが知られていたが、調査の結果、6世紀後半に造られた直径約15メートルの円墳と、6世紀末に造られた直径10メートルを超える楕円(だえん)形墳であることが判明。いずれも横穴式石室で、石室内や周辺からは須恵器の杯といった土器や装飾品の耳環などの金属製品も出土した。

八十塚古墳群は、徳川幕府による大坂城再築の際に石垣用の石材が切り出された「徳川大坂城東六甲採石場」とも重なっており、当時の採石の跡も見つかった。石材を割った跡が残る石や、石のかけらなども確認された。円墳には大量の石のかけらが投入されており、石材の廃棄場所として利用されたとみられる。また、古墳の墳丘を避けて石を移動させた跡もあった。

現地説明会は13日午後1時~3時。雨天中止。問い合わせは、芦屋市教委生涯学習課(電)0797・38・2115。

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http://sankei.jp.msn.com/region/news/140710/hyg14071002110002-n1.htm