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古墳出土の多様な石材、奈良・橿原の発掘調査展/奈良

橿原市で2011~13年度に進められた発掘調査の成果を紹介する秋季企画展「かしはらの歴史をさぐる20」が、歴史に憩う橿原市博物館(同市川西町)で開かれている。古墳や藤原京跡など4遺跡で出土した計65点の石材や土器、瓦などが公開中だ。

飛鳥時代の王族か有力豪族の墓とされる菖蒲池(しょうぶいけ)古墳(菖蒲町、7世紀中ごろ)で出土した「榛原石(はいばらいし)」を加工してつくられたれんが(磚〈せん〉)を展示。榛原石は宇陀市から三重県名張市にかけて産出し、飛鳥時代には寺院や宮殿などの石材として使われる事例が多かったが、この古墳での用途は明らかになっていない。

推古(すいこ)天皇と息子の竹田皇子の合葬墓との説もある植山(うえやま)古墳(五条野町、6世紀末~7世紀前半)では、熊本県宇土半島産の阿蘇溶結凝灰岩(あそようけつぎょうかいがん)(阿蘇ピンク石)でつくられた家形石棺が見つかっている。産地から運ばれた石棺を古墳周辺で最終的に仕上げた可能性があり、その際にできたとみられるピンク石の破片を展示。石室内につくられた扉材の一部とみられる兵庫県高砂市で産出される竜山石(たつやまいし)も見ることができる。こうした古墳から出土した石材に触れることができる体験コーナーもある。

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