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同一墳丘内に横穴と竪穴式/兵庫

県教委は7日、養父市八鹿町宿南の古墳時代後期(6世紀)の「広瀬古墳群」で、同一墳丘に横穴式と竪穴式の3つの石室が築かれた県内初の事例を確認したと発表した。装飾付き須恵器が出土したことから、地域の有力者が埋葬された古墳とみている。

北近畿豊岡自動車道の延伸に伴い、県教委の委託を受けた県まちづくり技術センターが昨年10月から、夜気山(やきやま)に続く尾根上にある古墳群約2300平方メートルを調査。これまでに確認されていた1、2号墳のほか、3~5号墳の計5基の古墳を発掘した。

この結果、1号墳(標高117メートル)は3つの石室があり、2つは竪穴式(6世紀後半)、1つは横穴式(7世紀初め)と判明。横穴式石室の入り口付近から、肩部に小つぼが付けられた装飾付き須恵器1個(高さ22センチ、直径20センチ)が出土。竪穴式石室からは、須恵器や小刀、首飾りに使う管玉などが見つかった。

3、4号墳から木棺直葬、5号墳からは石棺をそれぞれ1基発見した。2号墳は墳丘裾部だけ調査したため、埋葬施設は見つかっていない。

県まちづくり技術センターの中川渉・調査第2課副課長は「竪穴式と横穴式の石室や装飾付き須恵器が1つの古墳に同居しているのは特異なケース」と話している。

一般向けの調査説明会は10日午後1時半~3時、養父市八鹿町宿南の集会所「宿南ふれあい倶楽部」で行われる。

問い合わせは9日までに広瀬古墳群発掘調査事務所(電)079・663・3190。

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