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西鎌田古墳で勾玉出土/愛知

西鎌田古墳(田原市西鎌田町)でこのほど、勾玉や鉄製の馬具、装飾付きの土器などが出土した。市は同墓の型式などから、古墳時代後期(7世紀頃)における地域有力者の円墓と有力視。当時権力者の墓が多かった畿内の流れをくんでいるか検証し、三河独特の文化や社会が形成されていたかどうかを明らかにする。

同古墳の横2メートル×縦4メートルほどの横穴式石室からは、ほかに副葬品としての首飾り用の玉類や耳飾り、矢じりなどが出土。石室の床面などは現在も調査中だが、持ち物や墓の規模から「長(おさ)」クラスの人物が埋葬されたとみている。

また、後から別の人を埋葬した「追葬」の形跡が残されている。同古墳は、3大墓からなる「栄厳古墳」から400メートルの距離に位置しており、栄厳古墳との関連性も調べる。

調査を行っている清水俊輝主事補(23)は「これから他のものが出てくる可能性もある。今後、他の事例との類似点や相違点を見いだして、渥美独自の文化社会があったかを明らかにしたい」と意欲を見せた。

同古墳は昨年12月、道路拡張工事に伴い発見されたが、保存はしない方針。15年度から工事を再開する。

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