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出土の中国製鏡など紹介 磐田市教委、松林山1号墳報告/静岡

磐田市教育委員会は、2012、13年度に発掘調査を行った同市新貝の「松林山1号墳」の調査報告書を刊行した。方形状に張り出した「造り出し」を持つ直径28メートルの円墳と判明し、船形埴輪(はにわ)などが出土した。また、大正時代に採集され、国内でも数例しか確認されていない中国製の鏡「鳥紋鏡」の詳細を紹介している。
同古墳は県内最大級の前方後円墳「松林山古墳」を含む計3基で構成する「松林山古墳群」の1基で、磐田原台地の東南部に位置する。大正時代に一部が削られたが、今回の土地区画整理事業に伴う調査で、規模や形状が初めて分かった。
同古墳は古墳時代中期に築かれ、墳丘には葺石(ふきいし)がふかれていた。本来は2段に造られていたとみられ、造り出し周辺からは埴輪や土師器が集中して出土した。祭祀(さいし)に使用された可能性がある。
鏡は2点あり、鳥の模様が描かれた「鳥紋鏡」は中国の西晋時代(300年前後)に作られたとみられる。7月末に市中央図書館で開かれる文化財課企画展で初めて一般公開する予定。
報告書はA4判、63ページ。市内の各図書館で閲覧できる。1冊千円で販売もしているが、残部は数冊。問い合わせは市教委<電0538(32)9699>へ。

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