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巨石どうやって運搬/観音寺・大野原古墳群で見学会/香川

国の文化審議会によって国史跡に指定するよう、文部科学相に答申された香川県観音寺市大野原町の「大野原古墳群」(椀貸塚(わんかしづか)、平塚(ひらづか)、角塚(かくづか)古墳)の現地見学会が27日に開かれた。市内外から歴史ファンや家族連れが訪れ、特別公開された古墳の内部を見て回った。

同古墳群は古墳時代後期の50年余りの間に3基続けて築造。当時、周辺を支配した有力者が埋葬されたと考えられ、埋葬施設はいずれも四国最大級の横穴式石室を有している。見学会を主催した市教委によると、椀貸塚、平塚、角塚と築造年順に見ると、九州的な石室から畿内的な石室構造へと変化していく傾向が見て取れるという。

この日、各古墳では市文化財保護協会の案内ボランティア「文化財ナビゲーター」らが石室の規模や構造、時代背景などについて解説。見学者は懐中電灯で照らされた巨大な石室空間に感嘆の声を上げていた。

香川県高松市香南町から訪れた小林幸夫さん(62)は「県内のほか、九州や岡山など各地の古墳を巡ったが、立派な石室。巨石や人力をどう工面したか考えると、その財力に圧倒される」と古墳時代へ思いをはせた。

特別公開は28日も午前9時から午後4時まで開催。2009年から13年にかけて実施した発掘調査の様子を紹介する写真展が、7月1日から同市有明町の市郷土資料館展示館である。8月30日まで。

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