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古墳時代の大型竪穴建物跡も 松山市埋蔵文化財センター、恵原新張遺跡の発掘結果を発表/愛媛

松山市埋蔵文化財センターは23日、同市恵原町で進めていた恵原新張遺跡の発掘調査結果を発表した。弥生時代から飛鳥時代にかけての建物跡などが確認され、古墳時代の大型竪穴建物跡もあった。26日午前11時から現地説明会(荒天中止)が行われる。

農道工事に伴い、3カ所・計約1360平方メートルを対象に5月11日から発掘。竪穴建物5棟(弥生・古墳時代)、掘立柱建物2棟(飛鳥時代)、弥生土器や石器などが出土した。

古墳時代の大型竪穴建物跡からは、同時代後期前半に使用された土師器(はじき)の甕(かめ)や須恵器の坏蓋(つきぶた)などが出土。6・3メートル四方の大きさで、一般的(4~5メートル四方)なものより一回り大きく大家族用とみられ、カマド跡があった。隣接して同時代後期後半の竪穴建物跡も出土し、継続して住んだ住宅地だったことが分かる。

また、飛鳥時代の掘立柱建物跡からは柱とみられる直径約15センチの木材も出土。水が多い地質が幸いし残ったとみられる。鎌倉時代の遺構はなかったが、同時代とみられる土師器の坏の完形品も出土した。

同遺跡からやや離れた同市西野町から砥部町にかけては愛媛県内有数の遺跡地帯で、発掘により居住地の広がりも確認された。

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http://www.sankei.com/region/news/150724/rgn1507240047-n1.html