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国内最大級の「提瓶」出土 湖西・神座古墳群/静岡

湖西市北西部の神座(かんざ)古墳群で発掘調査を続けている駒沢大文学部考古学研究室は20日、6世紀末に造られたとみられる「5号墳」の石室前で、土器8点が出土したことを明らかにした。うち1点は水筒のように使われる土器「提瓶(ていへい)」で、高さ40センチ以上、直径約30センチと大型。同研究室は「全国で出土した提瓶の中でも最大級のサイズ」としている。
同研究室は湖西市神座の東雲寺の裏山にある発掘現場を報道機関に公開。土中から半分ほど露出した提瓶も示し、今月3日以降の調査結果を説明した。
提瓶は一部が割れて破片状になっているがほぼ全体がそろっているとみられる。石室前で出土したことから、埋葬された地域の有力者を悼む儀式などで使われたとみられる。
形状は水がめに似て取っ手も付いているが、寺前直人准教授は「水がめに使われた土器とは特徴が違う」とみている。石室前ではこのほか、茶わんのような「坏(つき)」や、液体を注ぐ「ハソウ」など計7点も出土。寺前准教授は「他地域の土器と比べ、風習の違いを知る手掛かりになるはず」と説明する。
22日午前10時半から、一般向けの現地説明会も行う。問い合わせは湖西市教委社会教育課<電053(576)1140>へ。

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