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加西で「装飾付筒型器台」/兵庫

◇県内最古級 古墳に渡来氏族埋葬か

加西市教委は、丸山ノ下1号墳(加西市北条町西高室)で、県内最古とみられる古墳時代中期(5世紀後半)の「装飾付筒型器台」が出土したと発表した。朝鮮半島南部がルーツの陶工の作とみられ、市教委は「古墳の被葬者は渡来氏族の可能性が高く、地域の首長に仕えた官僚か渡来1世ではないか」としている。

西高室区画整理事業に伴う、今年6~8月の3次調査で、水田に埋まっていた直径約20メートルの円墳の周溝(幅4~5メートル)から、須恵器や大甕などが出土した。

同じ場所から、装飾付筒型器台の破片約50点も確認され、高さ55センチ、最大直径22センチの姿を復元した。下部には亀やカエルなどの飾りを付けた跡があり、上部に須恵器などを載せ、葬送の儀式に使われたとみられる。破片の構成から器台は二つあった可能性が高い。

丸山ノ下古墳群の造営は、近くにある県内5位の規模を誇る前方後円墳・玉丘古墳(長さ109メートル)を中心とした古墳群の築造が終わる頃に始まっており、器台の出土について、市教委は「新たな古墳造営階級が出現し、官僚層が首長層から自立したことを意味している」と分析している。

発掘成果を紹介する速報展(入場無料)は23日までの平日午前9時~午後5時、旧図書館の市埋蔵文化財整理室(同市北条町古坂)で開かれる。問い合わせは同整理室(0790・42・4401)。

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