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岡山・造山古墳陪塚に周溝跡 畿内大王級の規格裏付け/岡山

全国第4位の前方後円墳・造山古墳(岡山市北区新庄下、国史跡、墳長約350メートル)の外周部で18日までに、溝状の遺構が出土した。近接する陪塚(ばいちょう)の周溝跡とみられ、畿内の大王墓と同様に陪塚が周溝を備えていたことが裏付けられた。

周溝跡は、造山古墳の西にある第2古墳(1辺約20メートルの方墳)北東側の試掘溝2本からそれぞれ見つかった。幅3~4メートルで少なくとも1メートル以上掘りくぼめ、溝の側面には崩落防止のための葺石(ふきいし)が施されていた。

調査に当たる市教委文化財課によると、1997年の南東側調査でも溝状遺構が出土しており、今回の発見と合わせて周溝と分かったという。造山古墳が従える陪塚6基のうち、周溝が確認されたのは初めて。

岡山大大学院の新納泉教授(考古学)は「造山古墳は大王墓級の規模と規格を備えるだけに、陪塚に周溝がないことがむしろ不自然だった。造山古墳の全体像解明へ、さらに一歩前進する成果だ」と話している。

市教委は2014年度から史跡指定地外で本格的な発掘調査を進めている。本年度調査は11月末までの2カ月間。

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