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展示会:古墳文化に興味を 国重文300点以上/3Dで復元紹介 高崎と県庁で/群馬

県内の大型古墳や出土品を紹介し、古墳文化に興味を持ってもらおうと、高崎市と前橋市で展示会が開かれている。

高崎市観音塚考古資料館では、観音塚古墳(全長約105メートル)の石室発見から70周年を記念し、国の重要文化財300点以上をすべて公開中。脚のついた受け皿を持ち、今も金色の輝きを放つ「承台付銅鋺(うけだいつきどうわん)」は保存状態が良く、朝鮮半島の仏教文化の影響を示す資料とされる。毎年20人程度の韓国人研究者が見学に訪れるという。

太平洋戦争中の1945年、防空壕(ごう)を掘っていた住民が偶然発見した巨大な石室は、用いられた石材が最大約60トンにも達する。展示会では巨石搬出の詳しいルートを初公開した。大塚義樹館長は「何百人もの人手が必要とされたに違いない。古代生活を想像しながら楽しんでほしい」と話した。展示は6日まで。入場料は一般100円▽大学・高校生80円▽中学生以下と65歳以上は無料。高崎市観音塚考古資料館(027・343・2256)。

県庁の展望ホールでは、航空レーザーの高精度な測定をもとに作成した立体的な古墳全体図をパネル展示している。地盤沈下の測定や噴火口の状態把握に用いる技術を応用しており、木々に埋もれた古墳の全体像を5センチ未満の誤差で再現。東日本では初の試みで、県文化財保護課の担当者は「得られたデータを元に3Dプリンターで復元したり、パソコンでさまざまな角度から閲覧したりと、展示の可能性は無限に広がった」と話す。千葉県柏市から観光に来た70代女性は「巨大なため全体像がわかりにくかった古墳が、細部までくっきりと見えて面白い」と話した。3日まで。入場無料。県文化財保護課(027・226・4696)。

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