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後円部は正円、大王墓の原点か 京都・向日、五塚原古墳/京都

向日市埋蔵文化財センターは16日、京都府向日市寺戸町の前方後円墳「五塚原(いつかはら)古墳」の後円部が正円形だったと発表した。正円で後円部3段、前方部2段の墳丘構造を持つものとしては最古級といい、同センターは「崇神天皇陵(奈良県天理市)など大王墓の基本設計をつくった古墳」とみている。

五塚原古墳は全長91・2メートルで、3世紀半ばから後半の築造とされる。同センターは9月から、後円部の東から北東にかけて調査。これまでの成果と照合したところ、直径約55メートルの正円形であることが判明した。

同センターによると、正円で3段の後円部と、2段の前方部で構成されるものには、4世紀前半の崇神天皇陵や卑弥呼(ひみこ)の後継者の墓説がある3世紀後半の西殿塚古墳(天理市)などがある。五塚原古墳が大型前方後円墳の原点となった可能性があるという。

また、同古墳の前方部の形状が、卑弥呼の墓説がある箸墓古墳(奈良県桜井市)と同時期の築造とされる東田(ひがいだ)大塚古墳(同)と一致することも判明。同センターは「遅くとも箸墓古墳と同時期に造られたことがより確実になった」としている。

現地説明会は19日午前11時~午後3時に開く。小雨決行。問い合わせは同センターTEL075(931)3841。

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