最新古墳にコーフンニュース

ニュース

「東国文化の中心地」証明?! 群馬県の古墳調査 1万2000基で東日本トップ級アピール/群馬

群馬県教育委員会が行っている古墳調査がほぼ終了し、昭和10年の8423基に対し、今回調査では、約1万2千基の古墳数が確認された。遺跡や古墳の発掘では千葉県も肩を並べるが、同県は「質量ともに東日本トップ級」とアピール。かつて「東国文化」の中心地だったことが証明されたとして、歴史文化遺産の発信に一層力を入れていく。

群馬県では、県内に古墳がどれだけあるかを確認する全県調査が昭和10年以降行われておらず、新たに発見された古墳も加えた正確な数は不明のままだった。このため、10年当時に確認された古墳がその後、宅地や道路になったのか、あるいは古墳として維持されているのかも含め、調査する必要性があった。

そこで、県教委は平成24年度から4年かけて、県民調査員による古墳総合調査を実施。1月下旬に行われた藤岡市の国史跡「七輿山(ななこしやま)古墳」周辺の古墳群調査で、現地確認調査がほぼ終了した。

調査にあたっては、調査員を県民から募集し、座学と現地調査の研修を修了した161人を調査員として登録した。最後に調査が行われた「七輿山古墳」は、奈良時代に多胡郡をたまわった羊太夫一族の伝説に由来するという。

確認された約1万2千基の古墳について台帳化を進め、正確な古墳数を反映した「平成版上毛古墳綜覧」(仮称)を28年度中に作成する。

群馬県文化財保護課によると、東日本では千葉県でも多数の古墳が確認されている。これに対し、同県も、東日本最大の天神山古墳(群馬県太田市)をはじめ、保渡田古墳群(同高崎市)、大室古墳群(前橋市)など大型の古墳が数多く見られ、「質・量ともに東日本ではトップクラス」とアピール。古代のロマンが広がる群馬をアピールする。

国指定史跡の保渡田古墳群に隣接する高崎市のかみつけの里博物館では現在、弥生時代後期の樽式と呼ばれる土器文化に焦点を当てた特別展特別展「ゆくものくるもの-北関東の後期弥生文化-」が開かれている(2月7日まで)。

長野から群馬、栃木、埼玉などを結ぶ人や物の移動がどういう形だったのか-。群馬県内で出土した人面付き土器3点が初めて一同にそろうといい、古墳の魅力とともに、古墳時代からさらにさかのぼること約200年、約1700年前の古代のロマンに迫ることができる。

開館時間は午前9時半~午後5時。火曜と祝日翌日、年末年始(28日~1月4日)は休館。入館料は一般200円、高校・大学生100円、中学生以下と65歳以上無料。問い合わせは、かみつけの里博物館(電)027・373・8880。

記事のページ:
http://www.sankei.com/premium/news/160130/prm1601300010-n1.html