最新古墳にコーフンニュース

ニュース

宮崎の生目、下北方古墳群紹介 かぶとや勾玉など33点 姉妹都市50周年で橿原市博物館/奈良

橿原市川西町の「歴史に憩う橿原市博物館」で、特別展「宮崎市の古墳 生目(いきめ)古墳群と下北方古墳群の至宝」が開かれている。橿原市と宮崎市が姉妹都市となって今年で50周年を迎えたことなどを記念して開催。かぶとや刀剣、耳飾りなど宮崎県指定文化財を含む33点を展示し、「地下式横穴墓」をはじめ南九州の独特な古墳文化を知ることができる。

宮崎市の生目古墳群(4〜5世紀後半)には、九州最大級の前方後円墳などがある。展示されている生目5号墳(5世紀初頭)の円筒埴輪(はにわ)は、上部が大きく開口する独自の形を持つ。

下北方古墳群(5〜6世紀)は、多数の副葬品が発見された墓遺構「下北方地下式横穴第5号」が知られる。

ひさし付きのかぶと=奈良県橿原市川西町の歴史に憩う橿原市博物館で、矢追健介撮影
地下式横穴墓は、5〜7世紀に宮崎県南部から鹿児島県東部で造られた墓で、竪穴の底から横向きに掘って玄室を設ける。展示では「第5号」の出土品から、馬具やひさし付きのかぶと、鏡、金の装飾付きの耳飾り、紫水晶製勾玉などを出展。保存状態が良く、技術の高さが分かる。

同博物館の松井一晃学芸係長は「畿内との関わりを示す前方後円墳もあるが、地域独自の埋葬を選んだ有力者もいたのだろう」と話している。

5月22日午前10時半、宮崎市教委の西嶋剛広主任技師による講演会「宮崎市の古墳と古墳時代」が博物館近くの新沢千塚公園拠点施設である。先着70人。

特別展は5月29日まで。午前9時〜午後5時。月曜休館。大人300円、高校・大学生200円、小中学生100円。問い合わせは同博物館(0744・27・9681)。

記事のページ:
http://mainichi.jp/articles/20160416/ddl/k29/040/569000c