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古墳時代の平地建物か 焼失住居を発見/鳥取

鳥取県埋蔵文化財センターは12日、秋里遺跡(鳥取市秋里、江津)で、古墳時代初期(4世紀初頭)の平地建物とみられる焼失住居が見つかったと発表した。竪穴式ではなく平地式の住居で建材が残る出土例は全国的に珍しく、県内では初めて。同センターは「低地にある集落の建物の形態や平地建物の上部構造を知る上で貴重な資料」としている。

約6メートル四方の住居には竪穴建物に見られる穴がなく、堆積した土層の状況から、地面を床に活用して壁を立てた平地建物の可能性が高い。中央部に、山陰型甑(こしき)形土器など四つの土器がそのまま残っていることから、失火で焼失したとみられる。

東、西、南の3方向には長さ約140センチ、幅約30センチの炭化した板材が間隔を詰めて並んだ状態で見つかり、住居の板壁だった可能性がある。同センターによると、平地建物の板壁が出土した例は全国でもほとんどない。

住居が見つかったのは海抜約0・5メートル地点。同センター発掘事業室の高橋章司係長は「低地の集落は水が湧くため竪穴式建物は建てられない。他の低地集落の調査で参考になる」と話した。

同遺跡では、鎌倉時代の井戸穴から、馬1頭分の骨が解体された状態で埋納されているのも見つかった。

14日午後1時半から現地説明会を開く。小雨決行。

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