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岡前地神社古墳 石棺の蓋、研究に一石 古墳時代中期、25日・現地説明会 東かがわ/香川

東かがわ市教委は、同市湊の「岡前地神社古墳」で、古墳時代中期(4世紀末〜5世紀初頭)のものとみられる石棺の蓋(ふた)を発見した、と発表した。これまで、県内では古墳時代中期には石棺作製は終わっていたとされているが、蓋はさぬき市の凝灰岩で造られており、石棺研究や古墳時代像に再検討を迫るものとなる可能性がある。市教委は25日、一般向けの現地説明会を開く。

 今年3月に地元住民が石棺の蓋らしきものを発見。7月〜8月末に発掘・測量調査を行った。発表によると、蓋は長さ183センチ、高さ50センチ。幅は一辺が90センチ、もう一辺が76センチだった。側面に縄掛突起があることや、長さと幅の比率などから古墳時代中期のものとみられる。調査では、同時期のものとみられる埴輪(はにわ)の破片が見つかった。人骨の破片も石棺の下で発見されたが、石棺に安置された人物のものかは分かっていない。また、測量の結果、現地には全長90メートルほどの前方後円墳が存在した可能性があるという。

 調査に携わった大川広域行政組合総務課の松田朝由主査は「石棺はほとんど破損しておらず、完全な状態で見られるのは貴重」と話す。

 現地説明会は25日午前10〜11時。東かがわ市湊の向良神社に集合する。事前申し込み不要。問い合わせは東かがわ市教委生涯学習課(0879・26・1238)。

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