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装飾古墳16基被害 熊本地震で文化庁検討会/熊本

古墳壁画の保存と活用を考える文化庁の検討会(座長、和田晴吾兵庫県立考古博物館長)が19日、東京都内で開かれた。熊本県が熊本地震で被災した装飾古墳16基で被害を確認したと報告し、今後の復旧計画に協力することで合意した。

国指定史跡の釜尾古墳(熊本市)や井寺古墳(嘉島町)の墳丘に亀裂が入り、塚原古墳群(熊本市)の石之室古墳は天井石などが崩落した。

石室の入り口が石材の倒壊などでふさがれ、内部を確認できない古墳も多いという。

石室や石棺に壁画や彫刻が施された装飾古墳は、熊本県内に195基あり全国最多だ。県によると、被災直後から目視や内部に小型カメラを挿入するなどして被害状況を調査してきた。

報告した県職員は「まだ被害の全容は見えず、復旧には長いスパンがかかる」とした。検討会の委員からは「今後、直下型地震が起きれば、全国どこでも古墳に被害が起こる。対応策に知恵を出し合わないといけない」と指摘した。

熊本県と文化庁は、検討委員会を設置し、被害状況の把握にむけて協議している。

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http://www.sankei.com/region/news/161220/rgn1612200009-n1.html