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広島・福山の鬼伝説をDVDに 地元の歴史愛好者団体が作製/広島

広島県福山市神辺町の歴史愛好者らでつくる「御領の古代ロマンを蘇(よみがえ)らせる会」が、町内の権現山と八龍山(八丈岩山)にまつわる鬼伝説のDVD「ゴンとハチ」を作製した。青鬼の「権(ごん)」と赤鬼の「八」が互いに岩やいばらを投げ合って山の高さを変えた―という物語を紙芝居風の映像で描いている。

DVDでは、それぞれの山に住んでいた「権」と「八」がある時、山の高さをめぐって大げんかをし、権は硬い岩を八はとげが鋭いサルトリイバラを相手に向かって投げたと紹介。その結果、もともと低かった八龍山が飛んできた岩の分だけ高くなり、現在も頂上には鬼の足跡が刻まれた大きな八丈岩が残っているとしている。

DVD作製に合わせ、同会が後日談を創作。2匹はけんかした後、通り掛かった日本武尊(やまとたけるのみこと)によって古墳の中に千年間封じ込められた末に心を入れ替えた。江戸期には町内の堂々川の氾濫を防ぐために協力して砂留(すなどめ)を造った―と“めでたしめでたし”で終わっている。実際には砂留は福山藩が築造した。映像は約10分間。

同会がストーリーを考え、ケーブルテレビの井原放送(井原市井原町)に作製を依頼して2016年10月に完成。計千枚作り、地元の小学校や保育園に寄付したほか、希望者に販売した。

土肥徳之代表(74)=同市=は「神辺で語り継がれる民話をこれからも大切にしていこうと作った。御領に数多く残る古墳、堅固な堂々川砂留群のことも興味を持ってほしい」と話している。

DVDは現在約200枚が残っており、1枚千円で販売中。教育目的や公共的に使用する場合は無料提供する。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-00010004-sanyo-l34