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築造の技術、より詳細に 各務原・坊の塚古墳/岐阜

各務原市は、同市鵜沼羽場町5丁目の「坊の塚古墳」の発掘調査の結果を発表した。3段に盛り土された構造や大型の「基底石」などが新たに確認され、より詳しい築造の技術が明らかになったという。

坊の塚古墳は古墳時代の4世紀末~5世紀初めに造られた前方後円墳で、全長約120メートル、後円部の高さ約10メートルと県内で2番目の規模。調査は昨年度から始まり、今年度は後円部の斜面に沿って約35メートルのトレンチ(試掘溝)を掘った。

その結果、後円部は3段の階段状であることが判明。昨年に続いて墳丘頂上に並べられていた埴輪(はにわ)の破片や斜面を覆っていた葺石(ふきいし)が見つかったが、段差の境目には葺石を支える大型の「基底石」が確認され、優れた石積みの技術が分かったという。

市教育委員会埋蔵文化財調査センターの戸崎憲一所長は「副葬品が見つからないと被葬者の推定は難しいが、前方後円墳は大和地方の勢力の拡大とともに広がったと考えられる。盗掘されているが、この規模の古墳では珍しく良い保存状態」と話す。市教委は29日午前10時半と午後1時半から市民向けに現地説明会を行う。

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