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行燈山古墳 崇神天皇陵、保存状態確認 研究者ら立ち入り調査 天理/奈良

宮内庁が崇神天皇陵として管理する天理市の行燈山(あんどんやま)古墳(4世紀初頭)を2月24日、日本考古学協会など考古学や歴史学の団体の研究者が立ち入り調査をし、墳丘の形や保存状態を観察した。

崇神天皇は第10代天皇だが、実在する最初の天皇とされる。古墳は東西方向に築かれた3段築成の前方後円墳で、全長約240メートル。宮内庁が1974年、75年に一部で発掘を実施。埴輪や土器が出土している。

16人の研究者は約1時間半かけて古墳を1周し、カメラで撮影するなどして墳丘を観察した。日本考古学協会の杉井健理事は、「墳丘の北側は段がよく見え、非常によく残っていた。後円部の一部が4段に見えるという研究者の意見もあった」と指摘。「墳丘に入らないと分からないことがあると実感した」と話した。

陵墓への立ち入り調査は研究者団体からの要望を受け、宮内庁が2008年から許可し、今回で10回目。昨年は同庁が景行天皇陵として管理する渋谷向山古墳(天理市)だった。

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http://mainichi.jp/articles/20170301/ddl/k29/040/604000c