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漆山古墳 一般公開 前方後円墳、6世紀後半か/群馬

高崎市は5日に上野三碑の山上碑や金井沢碑を建てた豪族の祖先が葬られたとみられる「漆山古墳」(高崎市下佐野町)の石室を一般に公開する。無料。

市教委によると、漆山古墳は、かつて80基余の古墳があった「佐野古墳群」で最大規模の前方後円墳で、6世紀後半に造られたとみられる。前方部の半分程度が1985年の住宅建築で失われ、現存部分は全長40メートル、高さ7・5メートル。後円部には、凝灰岩の巨石を積み上げた奥行き8メートル、幅2・4メートル、高さ2・5メートルの横穴式石室がある。

漆山古墳が造られた6世紀後半ごろ、ヤマト王権の直轄地「佐野屯倉(さのみやけ)(三家)」が置かれたと推定され、管理者だった豪族が葬られた可能性が高いという。

「山上碑」(681年建立)を建てた僧・長利は「佐野三家管理者の子孫」とされ、「金井沢碑」(726年建立)も三家を名乗る氏族が建てたとされている。

古墳と周囲の土地は昨年、所有者から市へ寄付され、今年2月20日付で市史跡に指定された。

公開は午前9時~午後3時。石室の入り口は危険防止のため通常、閉鎖されているが、この日は内部に入って見学できる。駐車スペースが狭いため、市は公共交通の利用を呼び掛けている。上信電鉄「佐野のわたし駅」から新幹線の高架沿いに約400メートル。

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http://mainichi.jp/articles/20170302/ddl/k10/040/223000c