最新古墳にコーフンニュース

ニュース

古墳時代 型紙もとに甲作りか

福岡県と長野県で見つかった古墳時代の「甲(よろい)」を奈良県立橿原考古学研究所などが立体画像にして分析したところ、一部分の形や大きさが一致することがわかりました。
研究所は、当時、「型紙」のようなものを元に甲を作っていたことを裏付ける成果だとしています。
橿原考古学研究所などでは、全国各地で見つかった古墳時代の鉄製の甲を比較する研究を続けています。
今回、福岡県行橋市と、長野県飯田市の遺跡でそれぞれ見つかった違う甲の破片を立体画像で復元して比較した結果、胴の背中の一番上の部分の形状や大きさが一致したということです。
研究所は、古墳時代に「型紙」のようなものを元に甲を作っていたことを裏付ける成果だとしています。
これまでにも宮崎県内の別々の遺跡から見つかった甲で形や大きさが一致するものがあり、「型紙」の存在が指摘されていましたが、今回一致した甲とは形状が異なり、研究所では別の「型紙」が使われたと考えています。
橿原考古学研究所附属博物館の吉村和昭学芸係長は、「“設計図”を使って甲を作っていた可能性がさらに高まったと言える。もっと多くのサンプルを調査して、古墳時代の甲の生産の実態を明らかにしたい」と話しています。

記事のページ:
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20170307/4481891.html