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上野三碑一般公開、見学者2倍 「世界の記憶」へ機運/群馬

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」の国内候補となっている群馬県高崎市の「上野三碑」(山上碑、多胡碑、金井沢碑)が5日に一般公開され、見学者は計1421人で昨年の約2倍となった。今夏にも登録の可否が決まることから、注目度の高まりをうかがわせた。山上碑と金井沢碑を建てた一族の祖先が葬られた可能性が高いとされる「漆山古墳」(同市下佐野町)の石室も公開され、307人が訪れた。

◎建物内で間近に
7~8世紀の建立で、いずれも国特別史跡の三碑を普段はガラス越しで見学するが、年1回の公開日は建物内で間近に見られる。市教委によると、来場者は多胡碑が前年比306人増の631人、山上碑が176人増の389人、金井沢碑は254人増の401人となった。

多胡碑を見学した清水靖子さん(46)=同市吉井町=は「上野三碑の旗がたくさん立っていて関心の高まりを感じる」と話し、長女の美里さん(12)は「登録され、群馬が有名になったらうれしい」と声を弾ませた。美里さんの友人の奥田文音さん(12)は「実際に見ると大きくてすごい」と感動していた。

一方、漆山古墳は6世紀後半に造られたとされる前方後円墳で、三碑との同時公開は今回が初めて。大泉町から訪れた長井章さん(78)と吉羽貞夫さん(78)は「この後、三碑も回るつもり。『世界の記憶』に決まればうれしい」と期待を込めた。歴史好きという前橋市の男性(63)は「一般公開と聞き、見逃せないと思って来た。石室の石に削った跡がよく残っていて感動した」と話していた。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170306-00010001-jomo-l10