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古墳王国裏付け1万3249基/群馬

県教育委員会の「古墳総合調査」の結果がまとまり、県内の古墳の総数は1万3249基であることが4日、前橋市大手町の群馬会館で開かれた古墳情報発信イベントで発表された。調査は約80年ぶりの大規模なもので、ボランティアの県民調査員161人が参加して、2015年度まで4年がかりで実施した。総数は、80年前の調査より4800基余り増え、改めて本県が東日本有数の古墳王国であることが確認された。

「古墳群の中で重複がないか一つ一つ確認し、正確な数を出した」

調査の指導委員会委員長を務めた右島和夫県立歴史博物館長(68)は、イベントで調査の概要を説明した。

県は東国文化の発信に力を入れており、調査は、郷土愛の育成や観光資料に生かそうと、県教委が12年度から開始。研修を受けた県民調査員らが、市町村教委や県埋蔵文化財調査事業団から提供された資料などを基に、現地で古墳を確認したり、資料のデータ化を進めたりしてきた。

古墳数の調査は1935年に行われており、報告書には「8423基」の数字が記載されている。1960年代頃からの新幹線や高速道路建設に伴う発掘調査などで新たに古墳が見つかり、数は増えたが正確な総数は把握できていなかった。

イベントでは、県民調査員の活動報告も行われた。高崎市内を中心に100基以上の調査を担当したという同市の元市職員阿久津和夫さん(67)は、古墳の所有者に聞き取りを行う際、出土品の飾り金具約20点を見せてもらった感動や、過去に調査された古墳の情報をデータベース化する上で、専門用語を調べた時の苦労などを話した。阿久津さんは「現地の住民との交流を通じて地域の歴史の理解を深めることもできた」と話していた。

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