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下野「県甲塚古墳出土品」重要文化財に 宇都宮大の講堂も登録有形文化財/栃木

文化審議会は10日、下野市国分寺の甲塚(かぶとづか)古墳から出土した「県甲塚古墳出土品」など18都府県の美術工芸品37件を重要文化財(重文)に指定するように、また宇都宮市峰町の「宇都宮大学峰ヶ丘講堂」など27都道府県の建造物226件を登録有形文化財に登録するように松野博一(まつのひろかず)文部科学相に答申した。

答申された同古墳の出土品は、国内で初めて確認された機織形埴輪(はたおりがたはにわ)2点(長さ73センチ、幅42センチ、高さ70センチなど)、人物埴輪17点、馬形埴輪4点、須恵器58点、土師器(はじき)16点の97点と、附埴輪残欠(つけたりはにわざんけつ)4点の計101点。いずれも古墳時代に制作されたとみられている。

現在、機織形埴輪などの主要な資料は指定に関する作業のため都内の東京国立博物館に保管されている。4月から同博物館で開催予定の「新指定国宝・重要文化財展」で機織形埴輪などを展示後、計101点は下野市国分寺の「しもつけ風土記の丘資料館」で展示される予定。

宇都宮大学峰ヶ丘講堂は1924(大正13)年、同大の前身の宇都宮高等農林学校の講堂として建築された。

垂直性を強調した外壁と、大小の三角屋根が織り成すリズムで印象的な外観を見せる。オーストリア・ウィーンで始まった新芸術運動でアール・ヌーボーの一環の「セセッション」的意匠で全体をまとめた優作とされる。

2009年に改修され、10年からは大学院の卒業式や演奏会をはじめ、外部団体にも利用されている。

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