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<美旗市民センター>住民に愛される鍵穴/三重

美旗古墳群を西に進むと“前方後円”の施設が見えてくる。大きさは違えど、さきほどの「馬塚古墳」と同じ形。その馬塚に似せたのが美旗市民センター(三重県名張市美旗町)だ。地域の住民に愛着を持ってもらうための工夫が随所に施されている。

市民センターは1998年、ほぼ完璧な前方後円墳の形を残す馬塚を模して造られた。石張りの外観はシックな装いで、市民の憩いの場となっている。上空から望むと、コンクリートが目立つ少し味気ない見栄えだが、しっかりとした鍵穴の形が確認でき、周囲の建物に比べて異彩を放つ。たぶん、センターを訪ねても、地上では特徴に気づかない人も多いだろう。

名張市地域経営室によると、全長142メートルの馬塚に対し、市民センターは約35メートル。規模や歴史は違えど、住民から愛される理由は同じ。地域の象徴として存在感は十分で、まちづくり活動と生涯学習の拠点になっている。

後円部の2階には、200人を収容できる多目的ホール、前方部には会議室などがある。1階の歴史資料室には古墳群から出土した家形埴輪(はにわ)の実物を展示。美旗地区の立体模型も飾られている。他にもアトリエや和室が完備され、囲碁や茶道教室など約40のサークル活動の場として使われている。

また、隣接する県立特別支援学校伊賀つばさ学園とは関わりが深い。生徒が月に一度、施設の清掃活動をするほか、市民センターまつりでは、生徒の作品を展示している。

開館時間は午前9時~午後10時。昼夜にわたり、地域住民の活動の場を提供している。

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