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ひづめ響かせて遊覧 ふくつ古墳馬車(福津市)/福岡

青空の下、緑鮮やかな田園風景の中に、塚がポコポコと並ぶ。福津市の「新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群」は、政府が世界遺産にと国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦した「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の一部だ。

玄界灘を越えて大陸と交流し、孤島・沖ノ島で国家祭祀(さいし)を行った古代の豪族、宗像氏。その古墳群は5~6世紀、海を一望する台地上に築かれた。5日、ユネスコの諮問機関は登録の条件として古墳群などの除外を勧告したが、地元は「(7月の正式登録で)全資産記載されるよう最善を尽くす」(原崎智仁・福津市長)と諦めていない。

一帯に遊歩道や展望所を整備した福津市は今春、400万円かけて馬車を特注し、古墳群を馬車で巡るコースを新設した。馬車をひくのは、近くの乗馬クラブのドサンコ、オーロ君。約1トンの巨体を揺らしながら道案内をする。

カッポ、カッポとひづめの音を響かせながら、オーロ君は古墳のそばを歩いて行く。古墳愛好家の間で“美墳”として名高い「30号墳」は、真横を通ると前方後円墳の形がくっきり。ゆったりしたリズムで、歴史ロマンを味わう。

〈メモ〉新原・奴山古墳群は、北九州市-福岡市を結ぶ国道495号の練原(ねりはら)交差点(福津市)から約5分で駐車場がある展望所に着く。古墳馬車は運行時間約30分で大人2000円、子ども1000円、記念写真つき。土日を中心に予約運行。「つやざき観光馬車」=0940(51)1292=に申し込む。

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