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300点超える副葬品出土 茅野・永明寺山古墳/長野

茅野市ちのの永明寺山公園墓地内で今年新たに確認された「永明寺山古墳」の石室から、鉄製の大刀など三百点を超える副葬品が見つかった。市内では六十以上の古墳が確認されているが、これだけ大量の副葬品が出土するのは珍しく、市教委は「古墳時代の葬送儀礼の様子が少しでも明らかになれば」と期待している。十九日午後一時から一般に公開する。

永明寺山古墳は古墳時代後期(七世紀)に築かれたとみられる直径約十一メートルの円墳で、市内最大級。今年四月、墓地の拡張工事中に発見され、発掘調査が進められていた。

埋葬者を納める石室は、追葬できるよう出入り口を設けた横穴式石室(高さ一・八メートル、奥行き五メートル、幅二メートル)。その内部から、長さ九十七~四十九センチの鉄製の大刀六本をはじめ、勾玉(まがたま)や金環、水晶製の切子玉といった装身具、鉄製の矢尻などが大量に出土した。平安時代の素焼きの土器もあり、この時代に石室が開けられた痕跡とみている。

鉄製の大刀はいずれも遺存状態が良く、さび付いているが形をしっかり残している。石室内で見つかった位置関係から、市教委は「何回か追葬が行われた可能性もある」と推測している。今月末にも県立歴史館(千曲市)に持ち込み、大刀に文字が刻まれているかエックス線で調べる方針だ。

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