最新古墳にコーフンニュース

ニュース

文化庁、古墳の修復方法を30年度末決定へ/熊本

文化庁は、一連の熊本地震で損壊した装飾古墳の修復方法を検討する有識者会議(座長・甲元真之熊本大名誉教授)の初会合を開いた。今後、現地での詳細な調査を経て、平成30年度末の決定を目指す方針を確認した。

会合では、国指定遺跡の井寺古墳(熊本県嘉島町)の石室の扉に穴を開け、小型カメラを差し込み、内部を確認した際の状況が報告された。一部の石材が崩落して壁面に亀裂が入り、墳丘内の亀裂が地震直後よりも拡大している様子が写真で示された。

有識者は「扉を開けると、一気に崩落が進む可能性がある」として、慎重な調査の必要性を指摘した。 他の古墳も含めて損壊のあった場所や程度を詳しく点検し、写真や映像で記録を残すことが重要だといった意見も出た。

石室や石棺に壁画や彫刻が施された装飾古墳は、熊本県内に200近くある。このうち17で地震の被害が確認されている。

既に、文化庁と熊本県で被害状況の調査を進めている。有識者会議はこの結果も踏まえ、修復方法を検討する。

古墳の所有者である自治体や個人が、修復を望む場合には技術的な支援を行う。

記事のページ:
http://www.sankei.com/region/news/170703/rgn1707030007-n1.html