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「世界に誇れる」=豪雨災害の中「希望」―沖ノ島地元、喜びに沸く/福岡

「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録が決まった9日、福岡県宗像市の「海の道むなかた館」に集まった市民ら約400人は喜びに沸いた。

記録的豪雨による甚大な災害のさなかに届いた朗報に、大曲昭恵副知事は「厳しい中、希望をもらった」と感慨深げに話した。

ポーランドで行われた審議の様子をインターネット中継で見守り、多くの委員国から一括登録を支持する発言が相次ぐと、拍手と共に「よし」「いいぞ」などの掛け声が飛んだ。午後6時前、議長が木づちを鳴らして一括登録を告げると、歓喜は最高潮に。万歳し、ガッツポーズを取ったり、握手を交わしたりする人もいた。

九州観光推進機構の渡辺太志専務理事は「熊本地震や今回の豪雨で、九州イコール災害のイメージが定着しそうな中、世界に誇れる」と期待を込めた。

一部を除外すべきだとした諮問機関の勧告を覆しての一括登録に、宗像大社の葦津幹之権宮司は「どきどきしていたが正直ほっとした。地元が一体となり精いっぱい頑張ったことを、神様がいいよと判断してくれた」と声を弾ませた。

研究面で登録推進の支柱となってきた西谷正九州大名誉教授は「10年以上研究を積み重ねて明らかにした高い価値。一括登録になると確信していたが、実は毎日お参りしていた」と明かし、「今後はさまざまな方法で発信したい」と意気込んだ。

「宗像歴史観光ボランティアの会」の船村浩由会長は「100人を超えるボランティアが沖ノ島の集中講座など研修を積んできた。単なる観光案内でなく、この世界遺産の素晴らしさを分かりやすく伝えていきたい」と張り切っていた。

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