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日本関係者「うれしさで泣きそう」=逆転登録に満面の笑み―世界遺産/福岡

「神宿る島」とされる沖ノ島(福岡県宗像市)などの世界文化遺産登録が決まった9日、ポーランドのクラクフで開かれたユネスコ世界遺産委員会に出席した宮田亮平文化庁長官は決定後に記者会見し、「うれしさで泣きそうだ」と感極まった様子で話した。

諮問機関の勧告を覆し、逆転での一括登録を実現。宮田長官は、沖ノ島と海を隔てた同県福津市にある豪族宗像氏の墳墓「新原・奴山古墳群」などのつながりを説明するため、自ら描いた地図を各国の代表者に見せて回ったと明かし、「島国と海、海流の関係を世界の人たちがしっかり分かってくれた」と満面の笑みを浮かべた。

記録的な豪雨による災害対応のため、代表団の一員だった福岡県の小川洋知事は、この日を待たずに帰国を余儀なくされた。会見に同席した谷井博美宗像市長は「涙が出るほど感動した」と喜ぶ一方、「これまで引っ張ってくれた小川知事がここにいないのは残念だ」と悔しがった。

沖ノ島は一般人の上陸が原則禁じられ、宗像大社は職員を10日交代で派遣して管理に当たる。葦津敬之宮司は「先人の知恵が詰まった長い歴史をひもときながら、未来に向かって何ができるかを考えたい」と抱負を語った。

福津市の原崎智仁市長は、予想外の逆転登録に「ほぼ全ての国が分かってくれた。痛快だ」とほっとした表情で関係者の努力に感謝を述べた。

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