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白石太一郎・大阪府立近つ飛鳥博物館長「百舌鳥・古市古墳群、世界遺産の価値十分」

仁徳天皇陵古墳は、エジプト・クフ王のピラミッドや中国・秦始皇帝陵とともに世界三大墳墓に数えられ、百舌鳥・古市古墳群はまさに世界遺産にふさわしい。今回が4度目の挑戦といっても、これまで3回は決して落選したわけではない。

国内候補に選ばれるには、申請の時期などさまざまな要因があり、順番はともかくとして、世界遺産の価値は十分ある。

百舌鳥・古市古墳群は大都市の大阪に近く、戦後に多くの古墳が開発によって破壊されたが、宮内庁が管理する天皇陵などは良好に保存されている。

皇室の先祖を祭る墓であるとして、立ち入りや調査には多くの制約があり、副葬品を納めた石室は調査されていない。ただし、墳丘の縁辺部や周(しゅう)濠(ごう)などは修復工事に先だって発掘が行われ、出土遺物も公開されて、築造時期なども分かってきた。

一方で、宮内庁が指定する陵墓が非公開というのはやはり問題がある。世界遺産に登録されれば海外からも多くの観光客が訪れるだろうし、一般市民の見学に道が開かれるきっかけになってほしい。

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http://www.sankei.com/west/news/170726/wst1707260045-n1.html