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陵山古墳 歴史探るシンポに考古学ファン50人 橋本/和歌山

橋本市古佐田の陵山(みささぎやま)古墳をテーマとするシンポジウムが15日、市教育文化会館で開かれ、考古学ファン約50人が、最近の研究成果に基づく専門家らの解説に聴き入った。

陵山古墳は墳丘部が直径46メートル、高さ6メートルで、県内最大規模の円墳として知られる。埴輪(はにわ)のほか、鉄製武具の断片や蛇行状鉄剣、やりなどの鉄器、須恵器などの副葬品が見つかった。石室は古墳時代後期(6世紀)にみられる横穴式だが、5世紀中ごろの土器も出土している。

シンポは橋本市あさもよし歴史館(同市野)主催で、同館の大岡康之館長が陵山古墳に関する文献記録を紹介。続いて、県立紀伊風土記の丘の学芸員や、県文化遺産課職員らが、出土品や古墳の様式などを各専門分野から解説した。「古墳時代後期以前には通常みられない須恵器が出土し、朝鮮半島の影響がうかがわれる」「西日本と半島を行き来し、横穴式石室の知識がある『国際派』倭(わ)人の関わりがみられる」などの意見が出た。被葬者については、近くに集落が形成されていることから「河内と大和の地域を視野に入れた地元の新興勢力」との見方が示された。

企画展を開催
同館では9月16日まで、陵山古墳の出土品約30点を紹介した企画展を開催している。午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜と祝日の翌日休館。同館(0736・33・0211)。

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