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企画展 県内最古の古墳写真 今治で展示、明治期に英国人撮影/愛媛

「日本考古学の父」と呼ばれる英国人、ウィリアム・ゴーランド(1842~1922)が明治期に今治市内で撮影した県内最古の古墳写真を中心に展示する、同市朝倉地区の歴史と文化をたどる企画展「朝倉を伝える古代から」が27日まで、市朝倉ふるさと美術古墳館(朝倉下)で開かれている。

ゴーランドは大阪・造幣局で貨幣の製造を指導した「お雇い外国人」。考古学の知識も深く、1880(明治13)年10月に6~7世紀の「多伎神社古墳群」(古谷)、「野々瀬古墳群」(朝倉南)の古墳や石室の撮影、測量をした。

後に県史跡となった両古墳群の写真は県内で最古の古墳写真とされている。撮影した古墳群は石室の多くがその後消失しており、朝倉の歴史をたどる上でも貴重な史料だ。企画展は県歴史文化博物館が今春、測量データを基に引き伸ばした実物大展示を含めて紹介している。

今治平野南端の盆地に位置する朝倉は弥生時代から古墳時代にかけての遺跡が多く残っており、明治期から発掘調査が進んだ。

企画展では各古墳の特徴をパネルや埴輪(はにわ)、土器、管玉(くだたま)、耳環(じかん)などの出土品とともに説明。朝倉の四季、風土をバラエティー豊かに示す地元写真家、画家の風景写真、風景画も併せて展示し、「時代を超えた地域の素晴らしさをお伝えしたい」(窪田利子学芸員)という。入館無料。月曜休館。

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