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県内初の形象埴輪か 新潟東区の古墳で破片出土/新潟

新潟市東区の牡丹山諏訪神社古墳の発掘調査団は16日、本年度の調査で形象埴輪(はにわ)の一部とみられる破片が出土したと発表した。形象埴輪ならば本県での出土は初めて。調査団の橋本博文新潟大学教授=考古学=は「家をかたどった埴輪の外壁の部分ではないか」とみている。

牡丹山諏訪神社古墳は5世紀前半に造られた円墳で、円筒埴輪の破片が出土している。県内ではほかにつぼ形の埴輪片が出土していたが、形象埴輪は見つかっていない。形象埴輪は人や動物、家などをかたどった埴輪で、全国各地で見つかっている。

今回出土した破片は横約4・2センチ、縦約3・3センチ。橋本教授によると、破片は円筒埴輪特有の反りがなく平で、形象埴輪の特徴である表面に斜めや横の筋目が入っている。

古墳時代には埋葬時の祭祀(さいし)などの際、円筒埴輪とともに形象埴輪を用いていたとされる。橋本教授は大和政権との結び付きが読み取れるとし、「これまで県内で形象埴輪が見つからなかったのは辺境の地であるため中央との関係がそれほど強くなかったからだと考えていた。(今回の埴輪片で)被葬者は大和との結び付きが強かったとみられる」と話す。

本年度の調査は第4次調査となり、9日から始まった。形象埴輪の破片は墳頂部の東側の深さ約40センチから見つかった。調査ではほかに、以前出土した古墳時代の鎧(よろい)の一部とみられる横約3・1センチ、高さ約1・6センチの三角形の鉄板が出土した。

同古墳では17日午前10時と午後1時から、市民向けの説明会を行う。荒天時は中止。

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