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通路状の遺構確認、桂川町教委…「天神山古墳」調査/福岡

福岡県桂川町教委は20日、同町豆田にある前方後円墳「天神山古墳」の発掘調査の成果を発表した。出土した須恵器などから、築造された時期が6世紀中期から後期と判明し、周囲に設けられた土手を横切る通路状の遺構を確認した。

天神山古墳は、国特別史跡・王塚古墳(桂川町寿命)の南東約1キロに位置し、戦前に見つかっていた。長年、本格的な発掘調査が行われていなかったため、町教委が2014年度から九州大と共同で測量や発掘を実施している。

調査によると、古墳の全長は約68メートル。周囲に深さ1~1・5メートル、幅4~5メートルの溝があり、溝の外側に幅4~5メートルの土手が造られていた。須恵器は周辺から出土し、同時期に遠賀川上流域で造られた古墳の中では最大級の規模だという。

通路状の遺構は長さ5メートル、幅1メートル。発見されるのは全国的に珍しく、死者を埋葬する際の通路として使われた可能性があるという。

今後は墳丘や石室の調査も行う予定。九州大の辻田淳一郎准教授(考古学)は「これだけ大きな古墳があったということは、非常に有力な豪族がいた証拠。今後も継続して調査していきたい」と話した。

町教委は23日、現地で市民向けの説明会を開く。問い合わせは、王塚装飾古墳館(0948・65・2900)へ。

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