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整備10年 史跡公園誕生/おいらせ・阿光坊古墳群で記念式典、関係者「情報発信さらに」/青森

7~9世紀に造られた、青森県おいらせ町の国史跡「阿光坊(あこうぼう)古墳群」について、町が2008年から進めてきた史跡公園整備事業が本年度で完了し、1日開園した。

現地で式典が行われ、三村正太郎町長が「整備開始からちょうど10年。私たち町民自慢の古墳群が、史跡公園としてようやく開園する。県内外から多くの方々に来てほしい」とあいさつ。町関係者たちが国史跡を示す標柱を除幕した。町内の児童と保護者たち19人が、クルミやグミなどの苗木40本を記念に植えた。

阿光坊古墳群は「蝦夷(えみし)」と呼ばれた人たちの墓とされ、過去の調査で125基発見されている。07年7月に国史跡に指定。保存管理計画に沿って町が翌08年から、発掘調査した古墳の復元、約900メートルに及ぶ園路の整備、PR施設「おいらせ阿光坊古墳館」建設などを実施。本年度は案内板やあずまやを設置し、整備が完了した。

整備事業に当たり地域住民の意見を聞くワークショップを開き、杉林が茂る自然環境の維持にも配慮した。

同古墳館の柏崎和紀館長(町教委社会教育・体育課長)は「古墳群は町や周辺地域の歴史を最も詳しく知ることができる場所。子どもたちの歴史教育に役立つよう情報発信にさらに力を入れていく」と話した。

式典後は町民や観光客たちが、町民有志・阿光坊古墳群保存会の会員に案内され園内を見学。神戸市から夫婦で訪れていた大久保伸博さん(68)は「大昔から現代まで命がつながっているのを感じる。昔の生活が見えるようだ」と、墳丘が広がる草原を眺めていた。

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