最新古墳にコーフンニュース

ニュース

古墳時代 馬文化知る歴史博物館企画展 群馬は交通の要地/群馬

古墳時代の東日本を代表する馬文化の中心地であった群馬をテーマにした企画展「海を渡って来た馬文化」が30日、群馬県高崎市綿貫町の県立歴史博物館で始まった。2012年に渋川市の金井東裏遺跡で見つかった、よろいを着た成人男性の人骨を基に復元した顔面の模型など、国内外から集められた483点の資料が展示されている。

今回の企画展は、昨年7月の県立歴史博物館のリニューアルオープンを記念した初の企画となる。韓国で発掘された馬具や酷似する日本国内の出土品を紹介するなど、朝鮮半島から日本へ馬文化が広がった様子がわかりやすく展示されている。

目玉は「よみがえれ古墳人プロジェクト」と銘打った、金井東裏遺跡で発見した人骨から顔を復元する取り組み。形質人類学や特殊メークなど、さまざまな分野の専門家の知識と技術を集めて精巧に再現した。担当学芸員によると、よろいを着た男性の足の骨に馬に乗っていたことを示す痕跡があったことや、着ていたよろいが乗馬を前提にしてつくられていたことなども古墳時代の群馬に馬文化があったことを示しているという。また、男性の他、同遺跡で見つかった首飾りを着けた女性の顔も復元されている。

28日に開かれた報道関係者向け内覧会で右島和夫館長は「朝鮮半島から馬が来たことで日本の内陸交通網が整備され、西日本と東日本がよりつながるようになった。榛名山麓(さんろく)は馬の生産に適した地で、群馬は交通の要地だった」と話した。

企画展は11月26日まで。問い合わせは県立歴史博物館(027・346・5522)。

記事のページ:
https://mainichi.jp/articles/20171001/k00/00e/040/164000c