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世界遺産でおもてなし プリンセス駅伝22日号砲 古墳群、史跡「まるっと」満喫 ふくつ観光協会/福岡

周遊バスツアー本格化
新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群の世界遺産登録を記念して、古墳群とこれまでの観光地を周遊ルートで結ぶ観光バスツアーが、秋の行楽シーズンから本格的に始まった。

「ふくつ観光協会」が、福津市やボランティアガイドと協力した初企画「まるっと福津満喫バスツアー」。4日にあった初回は午前9時15分、JR福間駅に集合し大型観光バスでまず新原・奴山古墳群へ。市街地を抜け緑の田園が広がる。「平凡な風景も旅のお土産です」とガイドの上坂洋子さん(66)。池越しの古墳撮影ポイントや宗像大社に通じる古道の話などを聞きながら世界遺産に到着。展望所から大島を望み、古墳や大陸との交流の歴史に耳を傾ける。徒歩でガイドと古墳を散策するもよし、オプションの古墳馬車に乗れば古代人気分も味わえる。

福津の特産品を販売する「あんずの里」で買い物を楽しみ、津屋崎千軒へ。「漁港食堂 空と海」で鮮魚をメインにした豪華な昼食。提携する3店全店で名物の「鯛(たい)茶漬け」を含めた独自メニューを提供する。

食事後は波折神社、藍の家、豊村酒造、津屋崎人形の店、千軒なごみを買い物も楽しみながら回る。最後は「光の道」で全国に名の知れた宮地嶽神社。本殿先の国内最大級の横穴式石室を持つ宮地嶽古墳(不動神社)まで歩く。午後3時にJR福間駅に戻った。

半日で古代から近世の繁栄の歴史にふれ、新鮮な魚を堪能できるミニツアー。中村留美・観光協会事務局長は「これから工夫しながら街の活性化につなげたい」と話した。

税込み料金はお土産、食事付きで大人2980円。来年3月までの全11回。問い合わせは観光協会0940・42・9988。

多彩な文化活動の舞台に 奥深さ、掘り起こしたい 藍の家保存会代表・古閑由美さん(66)
福津市の観光スポット・津屋崎千軒の中で象徴的な存在が民俗館「藍の家」。その代表となり「津屋崎の歴史と文化はとても奥が深い。地域の方々と協力しながら、さらに掘り起こしていきたい」と張りきる。

建物は、江戸時代後期から続く染め物屋の5代目が1901(明治34)年に建築。歴史的な価値が高く2007年に国の登録有形文化財に指定された。現在は多彩な文化活動に利用され、11月も藍染め体験や作品展、ミニ音楽会、朗読劇などを予定する。

愛媛県新居浜市の出身。福岡教育大を出て福岡市で長年教師を務め、退職後、本格的に地域おこしに参加した。

「世界遺産は古代の航海の民が残し、津屋崎も塩田や廻船(かいせん)業で栄えた。『海』をキーワードにした文化活動も展開していきたい」

津屋崎里歩きフットパス考案 自由な散策、楽しんで 津屋崎千軒 海とまちなみの会会長・吉村勝利さん(73)
福津市宮地浜の「夕陽風景時計」から松原や海沿いを歩いて景色や植物、野鳥、旧跡などを楽しみ、夕陽の絶景で知られる宮地嶽神社などを回る「津屋崎里歩きフットパス」を考案した。

2年前に「絶景の道100選」に選ばれ、季節ごとに長さを変えてツアーを企画している。フットパスは英国の発祥。吉村さんは「韓国発祥のオルレと違って、五感を使って季節感を楽しんだり、名所旧跡で歴史を学んだり、時に脇道にそれて珍しい発見をしたりと自由な散策が特徴。疲れたら途中でいつでもリタイアしていいんです」と魅力を語る。

人気タレントのCMで参道の「光の道」が全国的な人気を呼んでいるが、会は以前から夕陽見学を楽しんできた。「光の道と並んで世界遺産の古墳群も楽しむフットパスコースも考えたい」

記事のページ:
https://mainichi.jp/articles/20171021/ddl/k40/050/458000c